表現科


今年度の第21回『表現科公演』は、令和7年7月19日(土) 13:00開演 の予定です。

◆表現科とは 👈


  平成15年度より人文科が表現科と改編になり、全国で唯一の学科です。
  表現科は、表現に関する専門的な学習を通して自分の身体や種々の機器類を用いながら、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を養うとともに、表現力を総合的に陶冶し、豊かな情操と創造性を育成する教育を行う学科として開設されました。
  表現科では一人一人の個性を伸ばし、思考力を高め、豊かな心と感性、そしてすぐれた表現力を身につけることをめざして、普通教科・科目のほかに、国語や英語での言語表現、身体表現、映像機器、舞台芸術などに関する専門科目を幅広く学習しています。そして、さらに卒業後は国公立大学・私立大学の文学・外国語・心理学・教育・芸術などの学部・学科への進学をめざしています。

表現科の目標


(1) しっかりと自分の気持ちや考えを主張できるような自己表現力を伸ばします。
(2) 様々な学習活動を通して、感性を磨き、思考力を身に付けます。
(3) 表現科での学習をより深めるために、上級学校(大学)への進学を目指します。


◆表現科の授業 👈


  普通科目として「国語・地歴公民・数学・理科・保健体育・芸術・英語・家庭・情報」を学習します。どの教科も大学進学を視野に入れ、普通科と同様の授業を行い、個々の生徒の進路目標達成を目指します。
  さらに、舞台芸術や映像表現などの専門科目も学ぶことによって、豊かな表現力の向上を目指します。

専門科目


 スポーツⅣ 

  1年生は、振付されたダンスを踊るなど、次年度の創作ダンスへ向けたインプットを様々な面から行います。2年生は、自分たちが創作して発表する他、バレエやコンテンポラリーダンスなどカラダの使い方を学び、踊りを深めていきます。

 映像表現 

  2年では主に映像作品を制作するために必要な基礎的な内容(カメラワークや編集技術) を学びます。3年では2年での基礎をもとに、表現科公演に向けて作品を制作します。映像制作会社の見学も予定しています。

 エッセイライティングⅠ・Ⅱ 

  英語で話すことや書くことを中心とした言語活動をとおして、日常的・社会的な話題について、コミュニケーションを図るために必要な能力を身につけます。

 表現基礎 

  音声言語表現及び文字言語表現についての学習を通して、正しく美しい日本語の表現に対する知識と理解を深めるとともに、豊かな言語感覚を身に付け、自己表現能力の伸長を図ります。

 舞台芸術 

  舞台演出を目指す舞台人として必要な舞台設備・機能、舞台照明、舞台音響効果、 舞台美術、衣装などについて基礎的な知識を学びます。また、3年では表現科公演に向けての準備、実習を行います。

 文学研究Ⅰ・Ⅱ 

  古代・中世・近世の名作の理解を通して、日本文化を形作っている「ものの見方」や「考え方」に触れます。先人の知恵や生き方を知ることによって、自分の考え方や生活を振り返ります。古代中国の漢文や漢詩を通して中国の思想や文化を学びます。

◆ワークショップと校外研修 👈


ワークショップと校外研修

   ワークショップとは実技研修のことです。表現科独自の授業で、1~3年生を対象に行われます。さまざまな分野で活躍中の外部講師を特別に招いて、いろいろな表現方法を学びます。

 「身体を使ったボディランゲージ」講師:オフィス風の器主宰 庄崎隆志先生

  ボディランゲージを用いた多様な表現方法を学ぶことを通して、コミュニケーション能力を高めます。

 

 校外研修「市公会堂施設・設備」見学

  照明・音響・舞台設備の機能や舞台での仕込み方法について学び、舞台芸術についての理解を深めます。

 

 「コミュニケーションについて」講師:演出家・劇作家 平田オリザ先生

  対話劇等を通して、演劇を学ぶことの意義について考え、コミュニケーション能力とその重要性について認識を深めます。

 

 令和6年度のワークショップ・校外研修の実績


9月「戯曲研究」
 講師:八戸市公民館館長 柾谷伸夫先生
「日本舞踊」
 講師:日本舞踊和泉流師範 泉彩菜先生
「映像表現とは」
 講師:東北芸術工科大学 岩井天志先生
「自己アピールに仕方について」
 講師:高松紀子先生
10月「朗読の仕方について」
 講師:長谷部美智子先生
「サウンドクリエイト」社スタジオ見学
「身体を使ったボディランゲージ」
 講師:オフィス風の器主宰 庄崎隆志先生
11月「新聞記事やレポートの書き方」
 講師:デーリー東北新聞社
「番組制作の仕方」
 講師:NHK青森放送社
校外研修「市公会堂施設・設備」見学
12月「コミュニケーションについて」
 講師:演出家、劇作家、芸術文化観光専門職大学長 平田オリザ先生
「身体表現について」
 講師:劇団「柿喰う客」主宰 中屋敷法仁先生
1月「郷土について書く」
 講師:デーリー東北新聞社

◆表現科公演 👈


   毎年、八戸公会堂において、各学年の授業の成果を発表する「表現科公演」を行います。群読、創作ダンス、映像作品、演劇(ミュージカル)などの発表が行われます。令和5年度からは、多くの方にご覧いただきたく土曜日に開催することにしました。令和7年度は7月19日(土)13時開演の予定です。

 令和6年度『表現科公演』


  令和6年7月20日(土)に、八戸市公会堂にて『第20回表現科公演』が行われました。公演では、1年生によるコンテンポラリーダンス、2年生による群読、創作ダンス、3年生による映像表現、舞台(ミュージカル)が披露されました。当日は、本校普通科生徒や保護者、そして三八地区の中学生など、多くの方に観覧頂きました。ご来場頂きました皆様、誠にありがとうございました。

1年コンテンポラリーダンス
『ホーハイと踊る』

2年群読
『夏の庭-The Friends-』

2年創作ダンス
『魁~27個のプロローグ』

3年映像表現
『HYPE』

3年舞台芸術
ミュージカル『DUAL』

第20回表現科公演フィナーレ



 過去20回の「表現科公演」のテーマとポスター


第20回「輝 tell」

第19回「come on!!!」

第18回「The Show Must Go On」

第17回「Party~仲間と刻むこの瞬間~」

第16回「麗乱華-2020-」

第15回「綾~君と巡りあい歩む道~」

第14回「Answer"I"~これが僕らの答え~」

第13回「BRIGHT」

第12回「凛」

第11回「MOVE」

第10回「Wing」

第9回「Colorful」

第8回「BEAT」

第7回「綺彩(あや)」

第6回「SIMPLE~It's our style~」

第5回「∞~infinity」

第4回「雷~88色の華」

第3回「百花繚乱」

第2回「EXELSIOR」

第1回「一」(はじめ)

◆表現科の進路 👈


 国公立大学私立大学公立短大私立短大専門学校就職その他
6年度
卒業生
51003910
5年度
卒業生
512111100
4年度
卒業生
7721900

 主な進学先 4年度卒業~6年度卒業

    数字は進学者数、( )内は学部や学科などを表しています。

【国公立大学】
北海道教育大2(教育)
弘前大(社会経営)
岩手大2(人間文化,地域政策)
福島大2(経済経営,芸術表現)
青森公立大(経営経済)
青森県立保健大2(看護,社会福祉)
高崎経大3(経済,地域政策)
山梨県立大(国際政策)
芸術文観光職大2(芸文観光)
名桜大(国際文化)

【私立大学】
八戸工業大(感性デザイン)
八戸学院大2(看護,地域経営)
盛岡大2(栄養科学,児童教育)
東北学院大(歴史)
東北福祉大3(教育,総合福祉)
宮城学院女子大(英文)
桜美林大3(ビジネス,芸術文化)
日本女子体育大(ダンス)
日本女子体育大2(ダンス)
昭和音楽大2(芸術運営,芸術表現)
日本大(情報工)
東洋大(経済)
日本体育大(スポーツマネジメント)
産業能率大(経営)
東京経大(経営)
城西国際大(観光)
武蔵野大(人間科学)
文教大(メディア表現)
北里大(動物資源)
明治学院大(教育発達)
同志社大(国文)

【短期大学】
岩手県大盛岡短(国際文化
米沢女子短2(国語国文)
八戸学院大短2(幼児保育)
桐朋学園芸術短2(演劇)
自由が丘産能短(心理)